初心者が最初に覚える手話単語は、「その語を使うと会話が続くか」で選ぶと実践につなげやすくなります。ここでは、挨拶、人・自己紹介、質問・確認、数字・時間、日常生活の五カテゴリから50の意味を挙げます。具体的な表し方は、対象と出典が明確な実演動画で確かめてください。
最初の50語は会話の役割で選ぶ
50語すべての動画があるわけではありません
この表は、これから調べる言葉を決める学習リストです。無料実写へ直接進めるのは、一覧内のおはよう、こんにちは、こんばんは、ありがとう、ごめんなさい、お疲れさまです。残る語は、以下のテーマ別記事や辞書比較を使って教材を選びます。
練習帳には「語/見た教材/意味を読めたか/質問」を四列で書きます。今日は実写のある挨拶から二語だけ埋め、翌日は前日の二語を先に復習しましょう。50語を一度に暗記する課題ではありません。
この50語は、初心者が短い会話を作るためにこの記事で選んだ学習セットです。公的な標準リストではありません。地域や教材によって、表現や分類が異なることがあります。
| カテゴリ | 10語 |
|---|---|
| 挨拶・気持ち | おはよう、こんにちは、こんばんは、ありがとう、ごめんなさい、はじめまして、よろしくお願いします、お疲れさま、うれしい、困る |
| 人・自己紹介 | 私、あなた、名前、家族、友達、先生、学生、仕事、学校、住む |
| 質問・確認 | 何、誰、どこ、いつ、どれ、分かる、分からない、もう一度、ゆっくり、書く |
| 数字・時間 | 数字、何歳、今日、昨日、明日、朝、昼、夜、時間、曜日 |
| 日常生活 | 行く、来る、見る、食べる、飲む、好き、嫌い、ある、ない、大丈夫 |
一覧中の日本語は学習テーマを示すラベルです。同じ日本語に常に一つの手話が対応するという意味ではありません。語義や文脈を例文と一緒に確認しましょう。
挨拶は一日の流れで覚える
挨拶一覧では、朝・昼・夜、初対面、感謝、謝罪を場面別に分けています。個別語の動画を一つずつ見たら、次の順でミニ会話にします。
- 相手と視線を合わせて挨拶する
- 名前や用件を伝える
- 相手の返答を待つ
- 分からなければ聞き返す
- 感謝や別れの表現で終える
単語の順番だけを追わず、話者交代と間も含めて見ましょう。
自己紹介の語は本人情報と結び付ける
「私」「名前」「住む」「仕事」「学校」「好き」を覚えると、短い自己紹介が作れます。名前など一般の手話語彙で表しにくい固有名詞は、指文字や筆談を使って確認できます。練習用には架空の名前を使っても構いません。
30秒の練習テンプレート
- 初対面の挨拶
- 自分の名前
- 住んでいる地域または所属
- 好きなことを一つ
- 相手への質問
- よろしくお願いします
ここに挙げるのは、自己紹介に含めたい情報のチェックリストです。語順をそのまま手話へ置き換えるものではありません。実際の語順や表情は、対象と出典が明確な実演動画で学びましょう。
質問・確認の語を先に使えるようにする
「何」「どこ」などの疑問語と同じくらい、「分からない」「もう一度」「ゆっくり」「書く」が重要です。知らない単語に出会っても、会話を続けやすくなります。質問では表情や視線も意味に関わるため、顔と上半身が見える動画を使いましょう。
数字・時間は用途と一緒に学ぶ
数字では年齢・金額・個数、曜日では予定、時間では時刻や期間を詳しく紹介しています。医療、金額、電話番号、予約日時など、誤解が大きな影響を持つ情報は、文字や画面でも互いに確かめてください。
日常語は短い対にして練習する
「行く/来る」「ある/ない」「好き/嫌い」のように、会話で対になりやすい意味を組み合わせると記憶を呼び戻しやすくなります。ただし、日本語の反対語が手話でも単純に同じ仕組みになるとは限りません。各語の動画と例文を別々に確認します。
50語の先は、身近な話題から増やす
基本語の次は、辞書の先頭から増やすより、明日だれかと話したい内容から三語を選ぶと使い道がはっきりします。
| 話題 | 調べる語の候補 | 会話で確かめること |
|---|---|---|
| 天気 | 晴れ・雨・虹 | いつ、どこの天気か |
| 自然 | 花・木・海 | 見たものか、行きたい場所か |
| 生き物 | 犬・猫・鳥 | 飼っているのか、好きなのか |
| 施設 | 学校・病院・会社・トイレ | 場所を尋ねるのか、行く予定なのか |
| 行事や人生の出来事 | 誕生日・結婚・赤ちゃん | だれの話か、いつのことか |
| 大きさ・量 | 大きい・小さい・多い・少ない | 何を比べているのか |
| 学校の授業 | 国語・算数・理科・社会・英語・体育・美術 | 教科名と、勉強する行為を区別する |
この表も日本語の検索候補です。「とても」をいつでも一つの単語として付ければよい、といった規則を示すものではありません。程度や比較の表し方は、文脈を含む教材で確認します。
最近の言葉と定番の言葉を探し分ける
日本手話研究所では新しい語彙を調べられます。学校の話題なら、奈良市の学校編に教科などの掲載があります。見出しだけで動きを覚えず、それぞれの教材本文・実演・出典を確認してください。
アプリでは単語と動画を繰り返し見直し、会話では相手がどの意味で使ったか確かめる。この二つを往復すると、語彙リストを埋めるだけの学習から進めます。
50語を定着させる3段階
1. 見て選ぶ
自分で用意した動画を見て、日本語の候補から意味を選びます。本サイトの無料クイズは挨拶10本の4択で、この50語すべてを出題するものではありません。最初は通常速度で全体を見てから、必要なときだけスローにします。
2. 意味から表す
日本語ラベルをランダムに引き、見本動画を見ずに表します。録画後に、手形、位置、動き、向き、表情を見本と照らし合わせます。
3. 会話で読み取る
2〜3語を含む短い会話を見て、誰が何を尋ね、どう答えたかを説明します。単語だけの正解率より、意味の流れを取れたかを重視します。
50語を会話へ変える
まず五十語から三語を選び、「挨拶する→一つ尋ねる→聞き返す」の短いやり取りを作ります。次は役割を交代し、相手側から意味を読み取ってください。指文字、数字、時間で迷ったら、それぞれの一覧へ戻って練習しましょう。