手話の自己紹介は、まず30秒から始めると取り組みやすくなります。「初対面の挨拶・名前・一つの情報・相手への質問」の四つを選びましょう。具体的な語順、表情、視線は、対象と出典が明確な対話動画で確かめてください。
30秒の自己紹介を先に完成させる
書き込み例:話題は一つから
| 項目 | 練習用の記入例 | 準備するもの |
|---|---|---|
| 名前 | あき | 指文字の「あ」「き」 |
| 一つ目の話題 | 本を読むのが好き | 神奈川県の趣味の動画で関連する表現を確認 |
| 相手への質問 | 好きなことを聞きたい | 質問と返答の表し方を教室で確認 |
| 分からなかったとき | もう一度か、文字で確認したい | 筆談用の紙・端末を用意 |
上は日本語で話題を整理した記入例です。この順に単語動画を並べたものが、日本手話の自己紹介文になるとは限りません。初回は名前と話題一つを選び、公式の自己紹介教材を参考に練習します。30秒は長さの目安で、速く表す目標ではありません。
最初の台本は次の4要素で十分です。
- はじめまして
- 自分の名前
- 所属、住んでいる地域、好きなことのどれか一つ
- よろしくお願いしますと相手への質問
ここに挙げるのは、伝えたい情報のチェックリストです。日本語の語順をそのまま示すものではありません。表情や視線など、手以外の要素も実演動画で確かめます。
初対面の入口
「はじめまして」を表した後、相手へ視線を向けたまま名前へ進みます。自分の番を終えたら、相手が表し始めるのを待ちます。
名前
名字・名前に使われる既存表現、指文字、筆談などから、相手と確認しやすい方法を選びます。手話で名前を伝える方法で詳しく説明しています。
1分へ広げる4つの話題
| 話題 | 伝える候補 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 年齢・誕生日 | 年齢、月日 | 数字・日付を文字でも確認 |
| 出身・居住地 | 都道府県、市区町村 | 地名の既存表現または指文字 |
| 仕事・学校 | 職種、学年、所属 | 固有名詞の伝え方 |
| 趣味・好き | 活動、食べ物、動物 | 恋愛以外の「好き」も含める |
一度に全部入れると読み取りが難しくなります。相手や場面に合う二項目だけを追加しましょう。
相手へ質問して会話にする
自己紹介は相手との対話です。自分が伝えた話題と同じ質問を相手へ返すと、自然な一往復になります。
- お名前は何ですか
- どこに住んでいますか
- 仕事・学校は何ですか
- 何が好きですか
- もう一度お願いします
- ゆっくりお願いします
疑問を表すときは、手に加えて表情と視線も見ます。顔と上半身が見える動画を使い、質問側と返答側を交代しましょう。
名前と手話ネームへの配慮
指文字は固有名詞を綴る手段
指文字一覧で、自分の名前を相手から見た向きでも読み取れるように練習します。最初は一文字ずつ区切り、慣れたら自然な速度へ近づけます。
手話ネームを自動生成しない
手話ネームは、漢字や見た目からシステムが勝手に作ってよいものではありません。本人の希望、地域の用法、ろうコミュニティとの関係を尊重します。既に本人が使っている表現があれば、本人に確認します。
練習では架空の名前でもよい
実名や住所を人に見せたくない場合は、架空の設定で練習できます。録画を共有する前に、映っている名前・顔・所属の範囲を確認しましょう。
語順・表情・話者交代を録画で確認する
| 確認項目 | 自分への質問 |
|---|---|
| 視線 | 相手へ向けたまま話しているか |
| 表情 | 質問と説明の違いが伝わるか |
| 間 | 情報の区切りが見えるか |
| 話者交代 | 相手の返答を待っているか |
| 画角 | 手と顔が切れていないか |
録画を字幕なしで第三者に見てもらい、名前、所属、趣味のどこまで読み取れたか確認します。
話題ごとに使える公式の自己紹介教材
神奈川県には、名前、誕生日、趣味をそれぞれ扱う教材があります。自分の原稿に必要な項目から選ぶと、探す時間を減らせます。
| 確かめたい話題 | 提供元の教材 | 練習前に準備する情報 |
|---|---|---|
| 自分を示す・名前・名字 | 自己紹介 | 氏名の読みと、本人が使う表現 |
| 生年月日 | 生年月日の紹介 | 年月日を区切ったメモ |
| 読書・食べ物・色など | 趣味などの紹介 | 話題を一つ、具体例を一つ |
誕生日は数字だけを連続させない
年月日を伝えたいなら、どれが年・月・日なのかまで相手に伝わったか確認します。練習では架空の日付を使い、カレンダーや文字で照合しましょう。教材内の例文に使われた元号や年を、自分の設定と混同しないでください。
原稿を増やす前に、相手へ返せるか試す
自分の趣味だけ話せても、相手の趣味を読み取れるとは限りません。一項目を追加したら、同じ話題の返答も一回受け取るようにします。アプリの単語学習は、その場で足りなかった語を後から確認する用途に使えます。自己紹介全体の自動翻訳や会話の添削があるという意味ではありません。
7日間の練習例
- 1日目:はじめましてと名前
- 2日目:指文字で名前を読む
- 3日目:所属か居住地を一つ追加
- 4日目:好きなことを追加
- 5日目:相手への質問と聞き返し
- 6日目:30秒版をランダムな相手役で練習
- 7日目:1分版を録画して全体を見直す
30秒の自己紹介から始める
今日は、名前と好きなことを一つだけ選び、相手への質問まで30秒に収めてみましょう。慣れてから出身や仕事を加えます。録画や練習サービスを使う場合は、実名の保存先と削除方法も先に確かめてください。