手話の挨拶を覚えたいときは、使いたい言葉の動画から始めてみましょう。このページには、手話しゅわの無料コースにある10の実演動画を掲載しています。説明だけでは見えにくい手の向きや動きも、ページを移動せずに確かめられます。

場面から挨拶を選ぶ

初めて見るなら、この3本から

今日、人と会う時間帯の挨拶を一つ選び、次に「ありがとう」、最後に「お疲れさま」を見ます。単語を三つ続けて一文にする練習ではなく、どの場面で使いたいかを分けて考える練習です。

動画を一回再生したら、タイトルを見ずに思い出してから再確認します。慣れたら無料の挨拶クイズで、順番の変わった動画の意味を選んでみてください。

教材の確認状況(要確認):この10本はアプリの無料コース3の素材です。Webでの圧縮・表示に左右反転は加えていませんが、元撮影の向き、動作説明と実演の一致、各場面での使い方について外部の専門家の確認は未完了です。とくに「ありがとう」の接触位置・面に関する説明は、確認が必要です。

公開している動画は、次の10語です。言葉を押すと、その動画へ移動します。

場面このページの動画
朝に会ったおはよう
昼に会ったこんにちは
夜に会ったこんばんは
眠る前おやすみなさい
感謝を伝えるありがとう
感謝に返すどういたしまして
相手をねぎらうお疲れさま
謝りたいごめんなさい
相手に呼びかけるすみません
依頼を伝えるお願いします

「すみません」の動画は、相手に気づいてもらう呼びかけの表現です。謝る場面の日本語と、そのまま同じ使い方にはしません。また「お願いします」を、自己紹介の最後に使う「よろしくお願いします」全体と同じものとして覚えないようにしましょう。

時間帯の挨拶を一組で覚える

朝・昼・夜を見比べる

まず「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」を通常速度で一つずつ見てみます。手が動き始める位置と、動き終わった位置を確認した後に、自分でもまねしてみましょう。実演者の手、顔、上半身も含めて全体を見ます。

動きが速く感じるとき

動画の下にある再生速度で「ゆっくり(0.5倍)」を選べます。細かい動きを見たら、最後は通常速度に戻して、ひと続きの表現として確認してください。別の動画を再生すると、再生中の動画は止まるため、一つずつ落ち着いて見比べられます。

「おやすみなさい」は、アプリに収録している2種類のうち、片手を頭の横にあてる表現を載せています。ここにない表し方を誤りと決めず、実際に使う相手や学習の場でも確認しましょう。

初対面の挨拶を会話にする

初対面では、挨拶の後に自分の名前を伝える練習もできます。指文字一覧を使えば、名前に必要な文字を一つずつ探せます。見本を見る向きを確かめて、短いまとまりから練習しましょう。

自己紹介では、名前の後に出身や好きなことを一つ伝える練習もできます。自己紹介の学習ガイドで、伝える内容や名前の確認方法を整理してみましょう。このページの10本には「はじめまして」「よろしくお願いします」の実演動画は含めていません。

感謝・謝罪・ねぎらいを使い分ける

何を伝えたいかから選ぶ

助けてもらったときは「ありがとう」、謝りたいときは「ごめんなさい」、仕事や活動をねぎらうときは「お疲れさま」の動画を確認します。似た場面で耳にする日本語でも、目的が違うため、一つの動きで何でも伝えようとしないことが大切です。

返し方も見てみる

「ありがとう」を見たら、「どういたしまして」の動画も確認してみましょう。アプリのこの動画では、感謝を受け止める「いいよ」の表現を紹介しています。日本語の定型句といつでも一対一に対応するものではなく、相手との関係や文脈と一緒に使い方を学びます。

この10本にない挨拶を学びたいとき

「はじめまして」「よろしくお願いします」「さようなら」

初対面と別れまで練習するなら、追加の教材を選びます。奈良市の挨拶教材には初対面の表現が、群馬県の挨拶教材には「さようなら」などが掲載されています。提供元の説明と画像をそのページで確認してください。

次に学ぶ役割日本語で整理する内容本サイトでの準備
初めて会う初対面であること、名前はじめましてと指文字
関係を始めるこれから何を一緒にするかよろしくお願いしますの場面整理
別れる今日の別れ、次に会う予定日常会話で終了までの流れを考える
理解を確かめる分かったか、もう一度必要か会話の確認・聞き返し
手助けを申し出る本人が何を希望するか申し出と返答を一組で準備する

別の教材の一部分をつなぎ合わせて、挨拶全体を自己流に作らないようにしましょう。同じ日本語の見出しでも、紹介している範囲や文脈が異なることがあります。

子どもと覚えるときは一つの場面から

登校時の挨拶、物を受け取ったときの感謝など、実際に経験する場面を一つ選びます。速くまねする競争にせず、「どんな気持ちを伝えたかったか」を一緒に考えてください。イラストの動物のポーズは装飾であり、手話の見本ではありません。

挨拶動画を見るチェックリスト

最初から全部を同時に覚える必要はありません。再生するたびに見るポイントを一つ選ぶと、違いを見つけやすくなります。

  • 一回目は、顔や上半身を含めた動き全体を見る
  • 二回目は、手の形と、動き始める位置を確かめる
  • 三回目は、向きと動き終わる位置を見る
  • 分かりにくいところは、0.5倍再生や一時停止で確かめる
  • 最後に通常速度へ戻し、言葉と動きを結びつける

動画は音声のない実演です。各動画の名前と動きの説明は、すぐそばに文章で載せています。すべてアプリ内の素材を使い、画面の一部を切り取らずに掲載しています。

挨拶から一往復を作る

見本で一語の動きを確かめたら、学習仲間と交代して表してみましょう。「ありがとう」に相手が返す、朝に会って互いに挨拶する、など短いやり取りから試せます。このページに会話全体を撮影した動画はなく、10本はそれぞれ一語の見本です。動画をつなげただけで自然な会話になると決めず、実際のやり取りも大切にしてください。

挨拶は相手とのやり取りで覚える

今日使いそうな挨拶を一つ選び、まず通常速度で見てみましょう。相手が見ていることを確かめてから表し、分からなかった部分は互いに確認します。手話には地域・世代・話者・文脈による違いがあります。一つの見本だけを唯一の正解にせず、学習の場で出会う表現にも目を向けてください。