手話の「時間」を調べる人が知りたい内容は、大きく3つあります。時計の何時かを表す時刻、何分間・何時間という期間、今日・昨日・明日という時間参照です。最初に目的を分けると、同じ日本語の「時間」に引っ張られずに学べます。
時間は3種類に分ける
「時間」を調べる前に三つへ分ける
| 知りたいこと | 日本語での確認例 | 一緒に残す情報 |
|---|---|---|
| 時刻 | 14時に始まりますか | 日付、午前/午後、場所 |
| 長さ | 2時間かかりますか | 開始と終了、休憩を含むか |
| いつの話か | 今日ですか、明日ですか | 実際の年月日 |
この三つを混ぜると、数字が読めても予定を取り違えることがあります。三田市の「時間の手話」で実演を確かめ、表のうち自分が伝えたい意味に対応する教材を選びます。上の日本語例を、そのまま手話の語順として使うものではありません。
| 種類 | 答える質問 | 例 |
|---|---|---|
| 時刻 | 何時ですか | 8時、8時半、午後3時 |
| 期間 | どのくらいですか | 30分間、2時間、一週間 |
| 時間参照 | いつですか | 今、今日、昨日、明日、来週 |
具体的な手の形、位置、動き、向きは、実演者と出典が明確な動画で確かめてください。検索結果には放送時間、試験時間、通訳利用時間も混ざるため、このページでは手話表現の学習に絞ります。
時刻を動画で確認する
1時〜12時
数字一覧で1〜12を確認したら、時刻を尋ねる・答える場面の動画へ進みます。数字だけを表す動画と見比べ、時刻として使うときの前後の流れも観察しましょう。
分・半・ちょうど
「○分」「半」「ちょうど」は、できるだけ同じ話者・画角の動画で見比べます。8時と8時半を続けて見た後、字幕の文字とも照合してください。
午前・午後
午前・午後と朝・昼・夜は、同じものとして一括にしません。予定を誤解しないよう、動画だけでなく24時間表記や日付も文字で照合しましょう。
「何時ですか?」と尋ねて答える
起床時刻を尋ねる
動画では、起きるという話題、時刻を尋ねる意図、答えの数字を順に読み取ります。疑問に関わる表情や視線も一緒に見ましょう。
始まる・終わる時刻を尋ねる
開始と終了を取り違えないよう、二つの時刻を文字で並べて確かめます。学校、仕事、イベントなど、実際に使う場面を想定して練習しましょう。
8時半と答える
答えた後、相手が理解したか確認します。「朝の8時半」「午後8時半」のように必要な情報を追加し、文字でも一致を確かめます。
期間を表す
時刻と期間は、数字が同じでも意味が異なります。
- 30分に始まる(時刻の一部)
- 30分間続く(期間)
- 2時に会う(時刻)
- 2時間待つ(期間)
「何時」と「何時間」は、同じ数字を使う例を見比べると違いを捉えやすくなります。「1日」「1週間」「1か月」「1年」「途中」「終わり」なども、出典と実演者が明らかな動画で文脈と一緒に確かめてください。
今・今日・昨日・明日
現在
「今」と「今日」を日本語だけで同じ時間幅として扱いません。会話の時点と日付のどちらを示すかを分けます。
過去
昨日、先週、去年など、基準時点より前を示す表現をまとめて確かめます。過去の出来事を日本語の語尾だけで示すとは限りません。
未来
明日、来週、来年と予定を組み合わせます。将来の予約は日付・曜日・時刻を一項目ずつ確認します。
朝・昼・夕方・夜
時間帯の語彙と、おはよう、こんにちは、こんばんはという挨拶は役割が違います。このページでは時間帯を扱い、各リンク先では挨拶の場面を紹介しています。
日時と予定を伝える3場面
| 場面 | 確認順 | 最後の手段 |
|---|---|---|
| 待ち合わせ | 日付→曜日→時刻→場所 | カレンダー共有 |
| 学校・仕事 | 開始→終了→休憩 | 予定表表示 |
| 予約変更 | 元の日時→新しい日時→承諾 | 文字で確定 |
手話を表せたことと、日時が一致したことは別です。双方が同じ文字列を見て確認します。
読み取りクイズ
本ページには時刻や期間の動画問題はありません。教材を使って練習するときは「数値が何か」だけでなく「時刻か、長さか」を回答欄に書きます。
待ち合わせの練習なら、架空の予定「9月10日、14時、駅の東口」を文字で用意し、日時と場所のどこを確認する必要があったかを振り返ります。聞き返した後は、変更前の情報を残したままにせず、最終的に合意した予定を一つの欄へまとめましょう。
繰り返し・休み・開始と終了も予定に含める
「いつ」を伝える場面では、一回の日時だけでなく、頻度や例外が必要になることがあります。
毎日・いつも・休みを調べ分ける
| 伝えたい内容 | 確認したい意味 | 補う情報 |
|---|---|---|
| 毎日の予定 | どの日にも繰り返すか | 休日も含むか |
| いつもの予定 | 習慣の話か、今回の確約か | 今回の日時 |
| 学校や仕事の休み | 自分が休むのか、施設が閉まるのか | 期間・再開日 |
| 開始と終了 | 何を始め、何を終えるのか | 準備・片付けを含むか |
**「休み」は施設の休業、自分の休日、短い休憩などで文脈が変わります。**日本語ラベルだけを見て同じ表現と決めず、具体的な場面を辞書や教材で確かめます。
正午・秒・時間の長さも、単位を確かめる
正午という時点と、昼という時間帯は同じ範囲を指しません。また、「30分」と「30秒」では長さが違います。実演を見た後に、時刻なのか期間なのか、単位は何かを別々に答えてみましょう。
過去・現在・未来を空間と関連づけて学ぶ場合も、すべての文を一つの向きだけで解釈しません。語彙の見本に加えて、会話の中で何を基準に時間を示しているかを確認します。文法を深めたい方は日本手話の文法へ進めます。
正確に伝える注意
- 数字、曜日、日付を一度に詰め込まない
- 医療、予約、締切、交通は文字・画面でも確認する
- 地域・世代・話者差を記録する
- 相手の返答が終わる前に時刻を推測しない
- 24時間表記と午前午後を混在させない
よくある質問
「時」と「時間」は同じ手話ですか
同じ「時間」という日本語だけで表現を決めません。時刻か期間かを先に分け、文脈の分かる動画で選びます。
24時間表記はどうしますか
数字表現と時間の文脈を組み合わせます。誤解を避けるため、「20:30」のような文字表示も併用して確かめましょう。
何時と何時間はどう見分けますか
手話単体だけでなく、質問、対象、開始・終了等の前後を含む会話から読み取ります。
三つの「時間」を混同しない
「何時」「何時間」「いつ」を一度に覚えず、まず自分の目的を一つ選びます。待ち合わせなら、日付、時刻、場所、変更の有無まで会話に入れてください。重要な日時は、最後に文字でも互いに確かめます。