動物の手話は、犬や猫など身近な語から始め、動物園で見た生きものや「何の動物が好き?」という会話へ広げると覚えやすくなります。動物の耳や動きを模した表現だろうと推測せず、具体的な形は実演者と出典が明確な動画で学んでください。
身近な動物をカテゴリから探す
動物の動きは公式の実演で見る
神奈川県の手話学習用動画には、「手話でおはなし・どうぶつへん」があります。リンク先で作品を選び、出てきた動物の名前と実演を一緒に確認してください。本ページの動物イラストは装飾で、手話の手形を示すものではありません。
練習には、教材に出た動物の写真を二枚用意します。実演を見てどちらかを選び、次は写真の位置を入れ替えて試します。犬や猫などの鳴き声や動きをまねる遊びを取り入れる場合も、その身振りを日本手話の正解として教えないようにします。教材にない動物は辞書で別に調べます。
| カテゴリ | 最初に覚えたい語 | 会話テーマ |
|---|---|---|
| ペット | 犬、猫、うさぎ等 | 飼っている・好き |
| 鳥・水の生きもの | 鳥、魚等 | 見た場所・特徴 |
| 家畜 | 牛、馬、豚等 | 牧場・食との文脈を分ける |
| 野生動物 | 熊、鹿、猿等 | 生息地・注意 |
| 動物園 | 象、きりん、ライオン等 | 見たい動物・場所 |
まずは自分が話したい動物を各カテゴリから選びます。語彙を探すときは、一次資料と実演動画の有無も確かめましょう。
動画を見るポイント
手だけでなく全体を見る
手形、位置、動き、向きに加えて、顔、視線、身体も見ます。特徴を表す表現では空間の使い方が関わる可能性があるため、手元だけを切り抜きません。
同じ撮影条件で比較する
通常速度で全体を見てから、提供元の再生機能で細部を見直します。表示される向きを確認し、ミラー映像と別角度を区別して観察してください。
由来を事実と推測に分ける
動物の特徴と関連づけた由来説明が見つかっても、検索記事だけで事実とは決めません。一次資料と実際の用法を確かめ、出典のある説明を選びます。
動物別に見つかる公開教材
名前を調べる動画と、生きものについて学ぶ動画
動物の単語を見たいときは短い実演、特徴や暮らしも知りたいときは説明を含む作品、というように選びます。
| 公開元 | 掲載されている題材の例 | 使い方 |
|---|---|---|
| NPO法人ホープ・動物の単語編 | 犬・猫・兎・牛・亀・キリン・鯨・熊・ゴリラ・鮫・虎・鳥・蜻蛉・鶏・蛇・豚・虫・ラッコ・鰐 | 調べたい名前から実演へ進む |
| 手話で楽しむ生きものずかん・動物ずかん | ラクダ・ライオン・ホワイトタイガー・リスザル・フクロウ・カンガルー・カピバラ・レッサーパンダ・ゾウ・キリン | 手話と日本語の動画から題材を選ぶ |
| 神奈川県・手話でおはなし | どうぶつへん | 作品の中で生きものを楽しむ |
掲載例は2026年9月10日に確認したものです。ここに並べた名前は提供元で探すための案内であり、動画を本サイトへ転載したものではありません。
一つ見たら、分かったことを一つ残す
単語の名前だけが分かったのか、生きものの特徴の説明まで分かったのかを分けて記録します。図鑑の説明を理解する力と、動物名を表す力は別です。長い作品で分からないところがあっても、まず興味を持った一頭の名前から調べれば大丈夫です。
好きな動物を話す
「好き」と動物語彙を組み合わせ、質問と返答を交代します。
- 動物という話題を共有する
- 何が好きか尋ねる
- 動物名を答える
- 理由や見た場所を一つ加える
- 相手の返答を待つ
恋愛の「好き」と混同せず、対象が動物だと分かる会話にします。
動物園で使う会話
見たい動物を伝える
園内地図や写真と動物名を組み合わせます。語彙が分からないときは、指文字だけでなく写真・指差し・筆談も使えます。
場所を尋ねる
動物名、場所を尋ねる意図、案内の方向を一度に詰め込まず、順に確認します。案内図の位置と一致したかを画面でも確かめます。
特徴を話す
大きい、小さい、色、動きなどの話題へ広げられます。色の表現は色一覧で詳しく紹介しています。
子どもと学ぶとき
写真カード、まね遊び、読み取りクイズは楽しい入口ですが、動物のジェスチャー遊びと手話語彙を混同しない表示が必要です。年齢別の学習設計、保護者・教育者向けの選び方は子どもと学ぶ手話へ分けます。
読み取りクイズ
このページには動物の自動クイズはありません。公式教材で実演を見た動物だけを練習の候補にします。動物の写真を選ぶ課題と、その語を自分で表す課題は分けましょう。
子どもと行う場合は、二択から始めて、答えられなかったら一緒に動画へ戻ります。正解数を競うより「どの場面でこの動物が出てきたか」を話すと、映像の内容にも目が向きます。手形の違いが分からないときは、大人が想像で訂正せず、確認できる教材や指導者に戻ってください。
表現差を確認する
地域、世代、話者によって表現が異なることがあります。異なる動画を見つけても、一方を誤りと決めず、対象言語、出典、地域、実演者、撮影日を確認します。外国の手話や一般ジェスチャーも日本手話と同じものとして混在させません。
よくある質問
動物の特徴をまねれば通じますか
ジェスチャーから意味を推測できる場合があっても、手話の語彙と同じとは限りません。対象言語と出典が明確な実演動画で確かめてください。
どの動物から覚えればよいですか
飼っている動物、よく見る動物、動物園で見たい動物から三語を選びます。意味を読めたら、好きな理由や見た場所も一つ加えましょう。
新しい動物名はどう調べますか
研究機関が公開する動画辞書や公的教材を調べます。見つからない固有名は、写真、指文字、筆談などから相手と相談してください。
動物の語彙を会話へ広げる
三語をランダムに読めたら、「何の動物が好き?」「どこで見た?」の質問と返答へ進みます。特徴から動きを創作せず、外国の手話やジェスチャーとも区別してください。